瞬間風速-筆記帳

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【歴史】辻斬り考察に見る当時の人のメンタリティ

 
 
 
 

辻斬り

 
言葉としては知っていた
 
たしか
 
教科書53ページ12行目に記載があったはずだ
 
カタナの斬れ味を試す目的で
 
何の理由もない通り掛かりの人に
 
一方的に斬りかかるってやつだ
 
なんだかなぁな感想で
 
そんな事が昔はあったのね程度だった
 
 
 
 

歴史もの

 
 
 
 
とある場面で辻斬りの話が出てきた
 
そこで驚きの発想法を聞いた
 
 
「丸腰の人間くらい斬れずに
 
武器持ってる相手を斬れるものか」
 
 
辻斬りされる側のとばっちり感ではなく
 
辻斬りする側のメンタリティ
 
いざ合戦になって
 
人を斬るのにビビらない様にするための
 
メンタリティ強化方法
 
辻斬りをする側の理屈として
 
相手も刀を抜いて応戦してきたりしたら
 
それを打ち負かさなければならない
 
とすると武器を持っていない
 
つまり
 
応戦してこない丸腰の相手を斬れないなど
 
言語道断という事らしい
 
女子供などか弱き者を斬るのは
 
ゲームのザコキャラを潰すのと同じで
 
そんなモン出来て当然
 
むしろ
 
どんどん斬って自分の腕試しをするのだ
 
な世界観
 
 
なんちゅー理論武装じゃ
 
 

 

 

 

辻斬り (講談社文庫)

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昔の人のメンタリティ

 
 
 
 
歴史の世界では
 
昨日までの真実が今ではウソ
 
みたいになってきている
 
武田の騎馬隊とか好きだったけど
 
今では
 
当時の馬は貧弱で
 
重い甲冑着込んで戦闘など出来る訳ないとか
 
そんな話もある
 
ほんとのトコロどーなのよ
 
脚色されてんのはどのくらいなのよ
 
日常的に刀が身近にある場合の
 
当時の人のメンタリティとはどんなだったのか
 
今の
 
人と人の間にある距離感とは
 
明らかに違った距離感が
 
彼等なりにあったんじゃないのか?
 
人を斬る事自体に対する認識が
 
まるっきり違ってたんじゃないのか?
 
今では
 
丸腰の相手に手を出す方がよくない事として
 
共通認識されている訳だけど
 
戦国時代だったら
 
丸腰でいる方が悪いだったのかも
 
辻斬りは江戸時代に禁止令が出た事で
 
メジャーになった訳だけど
 
おそらく
 
その前からずっとありそうな感じだし…
 
へたな屁理屈メンタリティで
 
武装した相手に絡まれた日にゃあ
 
こりゃあ大変だ
 
というか
 
当時はそれがフツーだった?
 
一喜一憂の基準が
 
同じ人間だからという理由で問われず
 
武勇伝的な歴史物語は
 
大局を美しく今に伝えているんだけど
 
当時のメンタリティは
 
もっときな臭いモノだったのかもしれない
 
人間味がどうこうと話が出来る今の時代は
 
イイ時代だという事かな