瞬間風速-筆記帳

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【歴史】大政奉還から150年、徳川慶喜は日本初の総理大臣になるはずだった⁉︎

 

 

今年は大政奉還から150年なんだそうな

 

大政奉還とは?

 

とある地球の江戸に住んでいた

 

徳川さん家のヨシノブ君が

 

「僕、フツーの男の子に戻ります!」って言ったヤツね

 

2ジョージョーにつめかけた家臣達がいっせいに

 

「もう、男の子じゃないだろ!」

 

とツッコミを入れた事で有名な行事だ

 

 

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ヨシノブ君は江戸幕府を終わらせた最後の将軍

 

結構な策士としての一面を見せていた様なので

 

ツラツラと書く事にしよう

 

鎖国

 

歴史教科書から「鎖国」の文字がなくなる 明治維新前後に誤解か - ライブドアニュース

どうやら今後「鎖国」というコトバを使わんのかもしれないが

 

一応江戸幕府鎖国なんぞをしていた

 

グローバル?

 

インターナショナル?

 

そんなモンは知らん!なのは島国日本ばかりで

 

世はまさに大航海時代

 

外国の各国では侵略ゲームが流行っていて

 

「○○王にオレはなる!」

 

そう言いつつ迫る植民地化の波が日本にも来ていた

 

一応情報は掴んでいたヨシノブ君は

 

「ヤバいじゃん…」と言ったとか言わなかったとか

 

 

 

一方日本国内では

 

マッチョな薩長同盟が討幕してやると意気込み

 

ヨシノブ君は悩んでいた

 

「前門の虎、肛門の狼かぁ」

 

 

ヤバいのは外国勢の方

 

チャンバラの時代とは違って

 

火力が段違いの相手と外国勢を見極めたヨシノブ君

 

「内乱なんぞやってる場合じゃないな…」

 

有能なヨシノブ君は大局が見えていたので

 

泥試合な内乱を避けようとした

 

強敵の外国勢が見てる所で

 

のん気に国内戦をやっている場合ではなかった

 

そんなおり

 

なぜか薩長に担ぎ上げられた朝廷が

 

討幕側のトップに掲げられ

 

ヨシノブ君は少しほくそ笑む

 

大政奉還という名の作戦

 

のん気に国内で武力衝突なんぞやってる場合ではない

 

外国勢に侵略のスキを与える

 

その認識は討幕側の人間にもあり

 

倒すべき相手は

 

いちパイロットたるシャアではなく

 

ザビ家という事は解っていた

 

 

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アムロ「倒すべき相手はザビ家ではないのか?」

シャア「私にとっては違うな!」

 

 

 

宇宙世紀の安定は統一政府の上にある

 

日本国内においても統一政府に一元化して

 

外国勢の脅威に対抗せねば

 

 

 

討幕側の有識者を絡める事で

 

国内での武力衝突を回避する

 

大政奉還作戦樹立を目指した

 

ヨシノブ君の思惑

 


一見

 

薩長による武力制圧を恐れ

 

朝廷から賜った征夷大将軍の座を

 

朝廷に返上したかの様に見える大政奉還

 

実はヨシノブ君自身の保身のために行った事だった

 

江戸幕府のトップを辞する事が保身?

 

どゆこと?

 

日本のトップに据えるのに朝廷は便利な道具だ

 

薩長が将軍の当て馬として朝廷を担ぎ上げた様に

 

日本のためとうたって何かするなら

 

朝廷というミコシを担ぐのが手っ取り早い

 

朝廷としても

 

何もしてないのに権力貰える!と喜んだ

 

 

 

だがしかし
だがしかし
だがしかし

 

時の日本は植民地化目前のヤバい状況

 

茶を淹れる事しか出来ない朝廷に対処出来るのか?

 

「この国の一大事に矢面に立ってくれて有難う」

 

ヨシノブ君は微笑むのだった

 

名を捨てて実を取る

 

とはいえ

 

ヨシノブ君は国の事を朝廷に丸投げして逃げ出した訳じゃなかった

 

長く続いた江戸幕府をポイと捨てた訳じゃなかった

 

策士ヨシノブここにあり

 

「たとえ朝廷に権力を渡したとしても、この状況を打破するためには参謀として実務経験者が必須だろ。実務経験者?あ、余の事ではないか」

 

朝廷には「お飾り」として君臨してもらい

 

実務はヨシノブ君が指揮する

 

江戸幕府のトップは辞するけど

 

朝廷派の実務トップとしてポストを得る

 

なんという妙案!

 

コレなら権力握ったまま転職出来るではないか!

 

これぞ「名を捨てて実を取る」

 

大政奉還作戦の真の目的はコレだった

 

総理大臣ヨシノブ君

 

大政奉還がスムーズに行われれば

 

国内問題は朝廷配下で一元化されて安定化

 

外国勢の侵略への対応に集中出来る

 

とりあえずヨシノブ君は外務大臣かな

 

なんとか外交上のタクトを振るって

 

植民地化されない様にうまくやって…

 

 

 

にはならなかった

 

元将軍→外務大臣のキャリアコースは成立しなかった

 

「将軍は江戸幕府なくなったら権力剥奪なんだよ!」

 

薩長側にもっともらしく言われてしまい

 

ヨシノブ君の華麗なる転職は不発に終わる

 

 

そうだろうね

 

 

 

幕末

 

幕府はすでに財政破綻をしており

 

薩長に対抗する軍事費がなかった

 

武士道振りかざして「や〜や〜我こそは!」しなかったのは

 

有能な敗軍の将たるヨシノブ君の才覚

 

分離した幕府軍は函館まで無意味な戦闘をした訳だけど

 

ムダな戦闘をはじめから回避する策に出たヨシノブ君は

 

なかなか優秀な指揮官に見える

 

結局叶わなかった訳だけど

 

もし仮に華麗なる転職が成立していたら

 

もしかしたら

 

ヨシノブ君は日本初の総理大臣になっていた!

 

かもしれない

 

今日の千円札に肖像が載り

 

150年後の我々の財布の中で生き続けていた

 

かもしれない

 

のだ

 

 

チョンマゲの紙幣

 

見たかったなぁ

 

 

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最後の将軍―徳川慶喜 (文春文庫)

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